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焼津港の幸とともに

私どもカクニンベンうさぎ屋のはじまりは天明八年。およそ二百二十余年、焼津港の幸とともに年月を重ねてまいりました。

当地、焼津は古く江戸の昔より、駿河湾の豊穣な恵みを背景に漁業が盛んに行われており、質においては時の将軍家に献上されていたほど。

そんな焼津の風土のなかで、創業当時の私どもの先達も船を持ち、漁に出て、水産加工業を生業としていたと伝えられております。

まぐろの角煮と、かつおの角煮との出会い

佃煮(角煮)もまた江戸の昔にまで淵源を有し、本来は小魚の保存手段として普及しました。特に、江戸・佃島で製造された“佃煮”は大名家などの贈答用としても珍重されていたようです。

昭和三十~四十年代には遠洋漁業の発達とともに、焼津港はまぐろ水揚げの拠点として大発展。この時も、柔軟な発想力でまぐろの角煮に着手。焼津のうさぎ屋といえば、まぐろの角煮と呼ばれるほどの味と品質を育んでまいりました。

駿河湾の恵みに感謝

うさぎ屋では、まぐろの角煮に最適な専用特別醸造の薄口醤油を使用。厳選された焼津港産のまぐろの濃厚な旨味を引き出しながら、上品な味わいに仕上げております。また、口にした瞬間の食べ応えとホロホロとほぐれる食感は匠の技とも言える“炊き上がり”の妙。季節や素材の状態によって異なるこの間合いを先代は「匂いでわかる」と。

現在では、ボイラー設備を導入し最新のBx計で綿密にチェック。匠の技を継承しながら、いつ、いかなるお客様にも徹底品質管理で“いつものおいしい”をお届けしています。

さらには、温度管理、衛生管理など安心・安全へのこだわりは老舗の進化系と自負しております。

いままでも、これからも駿河湾の恵みに感謝。創業三百年へ、常に時代の潮流を見極めながら、焼津港の“おいしい”をお届けいたします。

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